グループウェアのアップデート
職場で稼働している無償で利用できるグループウェア「GroupSession」のバージョンアップを行いました。Ver.4.2.4 → Ver.4.7.1 と三年半分のアップデートです。
実はこの作業、昨年 4月に Ver.4.2.4 → Ver.4.5.4 へのバージョンアップを試みたもののうまく動作せず、作業前のバックアップに戻し、時間と労力だけを費やしてしまった過去のリベンジなのです。
うまくアップデートするための結論としては、
- アップデート作業の前には、不慮の事故が発生しないようにデータのバックアップを取っておく。
※ Windows でサーバーを稼働しているのなら、別ドライブにバックアップすると、デフォルトの動作で「移動」ではなく「コピー」になるのでより安全かも? - 動作に必要な Apache Tomcat と JDK(JVM) もあわせてアップデートする。
※ 最新バージョンでは、古い JDK がサポートの対象外になっているので、アップデートするべき。 - アップデート作業は Ver.4.2.4 → Ver.4.7.1 と一気にアップデートするのではなく、Ver.4.2.4 → Ver.4.3.1 → Ver.4.5.4 → Ver.4.6.4 → Ver.4.7.1 と段階的にアップデートする。
※バージョンアップにともなって、データベースの構造が変更になっている場合があり、バージョンアップにあわせてデータベースのコンバートを行わなければならない。このコンバート処理を、まとめて行うとうまくコンバートされないことがあるみたい。 …ということで、メジャーバージョン毎の段階的なアップデートを実施しました。
ということでした。この手順でうまくアップデートできました。 とは言え、段階的なアップデートを行うために、以下のような手順(1 ~ 9)を、それぞれのバージョン毎(①Ver.4.2.4 → Ver.4.3.1、②Ver.4.3.1 → Ver.4.5.4、③Ver.4.5.4 → Ver.4.6.4、 ④Ver.4.6.4 → Ver.4.7.1、と 4回)に行いました。実際のバージョンアップ作業は、データ量によって、3. 7. 8. あたりが時間がかかってしまうので、地味に辛いです。(^-^;
- Tomcat を停止させる
- 当該バージョンの .war をダウンロード
- 現在動作しているバージョンのデータベースをバックアップ
- 前項 2. をインストールして、Tomcat を起動して、GroupSession を起動
- 前項 2. のバージョンが動作していることを確認
- Tomcat を停止させる
- 前項 2. のフォルダに、前項 3. でバックアップしたデータベースをリストア
- データベースを、前項 2. のバージョンで動作するようにコンバート
- Tomcat を起動して、GroupSession を起動
- 前項 3. でバックアップしたデータが、前項 2. のバージョンで動作していることを確認
何はともあれ、一年越しのリベンジを果たすことができ、ちょっといい気分。(^-^)v