Internet Explorer の賞味期限はいつまで?
今月初めに Microsoft の中の人が、Internet Explorer の利用し続けることのリスクについて言及したことで、いろんなところで Internet Explorer が問題視されるようになった気がするが、とうとう国会でも取り上げられた。
記事を読んでいて、
MS社が最新ブラウザーの『エッジ』を推奨していることも十分注意を払っており、他方でIEのサポートも継続しており現時点で日銀ネットでの使用に支障をきたすセキュリティー上の脆弱(ぜいじゃく)性は生じていないと判断している
という日本銀行側の回答は、「まぁ、そんなもんかな」という感じ。しかしながら、
- 現時点においては、Microsoft が Internet Explorer のサポートを継続しているので、大きな問題がないだろう。そう、現時点においては...
- 下の記事によれば、日本国内における Windows のシェアは約 40% で、MacOS が 14%、iOS が約 30%、Android が約 13%、Linux が約 1%、その他が約 8%となっている。ブラウザベースのアプリケーションで、他のハードウエアやソフトウエアとの互換性を考慮していながら、約 40% の環境でしか動作しないものを選択するというのはいかがなもんだろう? スマートフォンやタブレットでの動作は考慮しないとしても、それなりのシェアを確保している MacOS を無視してしまってもいいものなのか?
というあたりが気になる。(-_-;
下の記事では、Windows のバージョン毎の Internet Explorer のサポート終了時期がまとめられている。
Microsoft Edge をサポートしておらず、Internet Explorer を使うことが当たり前の Windows 8.1 については、OS のサポートが完了する 2023年1月10日が、Internet Explorer のサポート終了日となっている。Windows 10 については、さらに先の 2025年 10月 15日となっている。Internet Explorer が完全に淘汰されるのはずいぶん先の話になりそうだが、どうなっていくんだろ?