Microsoft Certified Educator を受験しました
いろいろと縁があって、Microsoft Certified Educator の試験を受験しました。久しぶりに、試験会場に赴いての受験でしたが、事前に勉強したおかげで無事に合格できました。
受験した試験について、ちょっと書き連ねます。
- この「Microsoft Certified Educator(MCE)」というのは、「Microsoft Innovative Educator(MIE)」の上位に相当する資格のようで、MIE は無料のオンライン学習によって取得できますが、MCE は有料での受験が必要です。 ※今回は試験会場での受験でしたが、オンラインでの受験も可能
- Microsoft の教育者向けの認定資格は、「Microsoft Certified Educator(MCE)」と「Microsoft Innovative Educator(MIE)」をあわせて 5つ存在している。この辺りは、以下の別投稿を参照ください。
- 受験は有料。Microsoft 経由で受験すると 14,040円だが、オデッセイで受験すると 13,200円(学割もあり)となる。受験するのであれば、どこから申し込むかは要確認!
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「Microsoft Innovative Educator ( MIE ) 認定資格 プログラム」のページで案内されていたのは、下図左側のデジタルバッジだったが、受験後に送られてきたメールに付いていたのは下図右側のものだった。
- MIE は、2時間程度のオンライン学習で取得できるので、無料で簡単に取得できる。PDF での認定証も発行されるが、あまりに簡単に取得できるので、取得できたことをアピールできるものかちょっと疑問。
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MCE を取得するために学習するコンテンツとして「教員向け『21世紀の学習活動デザイン』(全 8コース)」が案内されており、あまり Microsoft 色が強い感じではなく、21CLD(21st Century Learning Design)について扱われている。
それぞれの学習コンテンツは日本語だけれど、動画コンテンツは英語のままだったりするので、「21 世紀の学習活動をデザインするための学習活動ルーブリック(評価指標)(教員向け『21世紀の学習活動デザイン』⑧ 21CLD を学習に組み込む)」を印刷して、それをベースに学習するといいだろう。 - 試験は 60分間の CBT で 40問が出題される。出題形式は、問題文を読んで適切な回答を選択する、というものでキーボードでの入力はない。結構な分量の問題文があるので、ペース配分に注意!
わたしも、残り時間はほとんどありませんでした。
「この試験を、他の人に薦めるか?」と聞かれたら、「実際に受験するかどうかは別にして、21CLD の考え方は有用だ」と答えるでしょう。
Google の同様の認定試験(「Google 認定教育者レベル1」「Google 認定教育者レベル2」)の受験料が、1,000円/2,500円なのに比べて高価なこともあって、簡単に薦められない感じがします。しかしながら、認定試験の学習範囲である 21CLD の考え方は、これからの授業デザインには必要になってくるように思います。「21 世紀の学習活動をデザインするための学習活動ルーブリック(評価指標)」は50ページ余りの文書ですが、是非ご一読ください。