AirTag を買ってみた!
Apple が 4/30 から発売を開始した紛失防止タグ「AirTag」が気になったので、事前に予約注文して、4/30 に入手しました。少し使ってみた感想などを書き連ねてみます。
1.開梱とパッケージ
発表されてから数日後の 4/23 に注文し、発売日前日の 4/29 に発送され、クロネコヤマトで発送されていたので、配達時間を指定して 4/30 午前中に配達してもらいました。
写真のように過剰なくらいに余裕のある梱包で配達されました。
パッケージの中には、紙製のホルダーに固定されているような感じになっていて、多言語でいろいろと書かれているマニュアルが同梱されていました。
AirTag 本体を取り出して、手のひらに載せてみるとこんな感じです。厚さ 8mm というものの、碁石のように周りの部分は薄くなっているので、そんなに厚さを感じません。
表面はつるつるで、ストラップホールなどもないので、何かしらのケースに入れないと持ち運びにくいかもしれません。
Apple のマークを押しながら回すと、専用の工具などが不要でふたが外れます。電池は1年くらい持つそうですですが、簡単に入手できそうな CR2032 というボタン電池を使用しています。
前述のように、AirTag 単体で持ち歩くことは困難なので、写真のようなシリコン製の安価なカバーを購入しました。
2.iPhoneとの接続・設定
手持ちの iPhone 8 に近づけると、下図のように AirTag が検出されて、設定がはじまりました。
表示されたメッセージに従って設定していくと、難なく設定が完了しました。
設定が完了すると、標準の「探す」アプリの「持ち物を探す」に AirTag の位置が表示されるようになりました。
3.使ってみると...
実際に使ってみた感じとしては...
- iPhone の「探す」アプリで AirTag の位置は、Bluetooth で認識できる位置にある場合には「自分が所持中」と表示され、離れている iPhone からの距離が表示される。
- 「探す」アプリから、AirTag から「サウンドを再生」で音を鳴らせる。そんなに大きな音ではないけれど、やさしい感じの音が鳴ります。
- AirTag を持って外出したら、「探す」アプリでは iPhone と同じ位置に検出されました。 ※当然の動作
- 自宅に AirTag を置いたまま外出したら、最後に検出された自宅に表示されたままでした。このとき、自宅には誰もおらず、近くに通電された iPhone などのデバイスがなかったので、位置情報は更新されませんでした。
- 外出したときに駐車場の車内に AirTag を置いたままにしたところ、駐車場から離れた場所にいる状態でも、AirTag の位置情報が更新されていました。恐らく、AirTag の近くを通った人の iPhone を経由して、位置情報が更新されたのだと思います。これぞ、「探す」ネットワーク!
- わたしが使っているのは iPhone 8 なので、U1チップという超広帯域無線(UWB)を使った「正確な場所を見つける」機能については確認できません。
といった感じです。
U1 チップを利用した「正確な場所を見つける」機能を利用するのであれば、小さなものでも見つけられるのかもしれませんが、直径 31.9mm × 厚さ 8mm という大きさの AirTag を取り付けられるサイズということは、それなりの大きさのものであろうと考えられます。
「探す」ネットワークにひっかからないといけないので、人通りの少ない場所では効果がないように感じられますが、iPhone を持った人の往来がある場所なら有効だと思います。大切な荷物に忍ばせておけば、どの辺りにあるのかがわかるので、たどり着ける確率はかなり上がると思います。
4.最後に
いろいろと書き連ねたものの、新しい技術を用いた紛失防止タグであることは違いありません。なんだかんだ言っても、AirTag の位置を検出することが目的であって、それ以上でもそれ以下でもないような気がします。まぁ、購入する前からわかっていたことですが。(^-^;
探偵さんの御用達ツールになりそうな予感がします...