HD映像信号をキャプチャする (2)
引き続き、HD PVR Rocket についてです。
先の投稿のように microSD+メモリカードリーダーという状態で、HD PVR Rocket に USB メモリのように認識させ、機器単体でキャプチャさせてみました。
結果としては、以下のような感じで大きなビットレートの乱れもなく取り込めているようです。
前回の USB メモリでも、この時点で大きな乱れがなくても、実際に再生するとコマ落ちしている部分があったので、以前に購入していたオーサリングソフト「TMPGEnc Authoring Works 5」を使って、フレーム単位で映像を確認してみました。
- https://tmpgenc.pegasys-inc.com/ja/product/taw5.html
株式会社ぺガシス:TMPGEnc Authoring Works 5
→ 既に販売が終了している製品で、現在は後継の 7 が販売されている
先の投稿でも、このオーサリングソフトを使って、再生確認を行っています。普通に再生していると、1秒間に約 30枚の速さで流れていくので、うまく確認できませんが、このソフトであれば、フレーム単位で再生/コマ送り/コマ戻しができます。
再生確認のためだけに、こんな立派なソフトを用意したのではなく、キャプチャした映像をオーサリングして、Blu-ray に書き出したかったので、オーサリングする過程という感じでチェックを行いました。
実際にキャプチャされたファイルは、以下のような形式になっているようで、MPEG-4 AVC ではあるものの、Blu-ray 互換の形式とは言えないようで、オーサリングした結果は、フルレンダリング(スマートレンダリングではなく完全な再エンコード)となってしまうようです。(-_-;
もう何回か試してみないと確実ではないのかもしれませんが、HD PVR Rocket で機器単体でキャプチャさせるのであれば、高速にアクセスできる USB メモリ相当の記憶媒体が必要なようです。
ちなみに、今回使用したメモリカードリーダーは、パソコンに接続したときには 2つのドライブ(フルサイズの SD、microSD)として認識されるものでしたが、どちらの方にメモリカードを挿入しても、キャプチャ対象の記憶媒体として認識されるようでした。複数の記憶媒体が接続されていた時の動作や優先順位などは確認していませんが、汎用性が高くていい感じです。
キャプチャするのに実時間を要してしまうのは、どうしようもありませんが、何とか死蔵しなければならないと思っていた映像を保存できそうなのでよかったです。(^-^)