ともかつの日記

仕事や日常で扱った事柄について書き残していきます。「…日記」とタイトルにあるものの、日々更新ししていませんがご容赦ください。

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キャラクターディスプレイ GMD1620BLY を使ってみる

メルカリでキャラクターディスプレイ GMD1620BLY を安価に入手できたので、Arduino UNO を使って動作確認してみました。 ※なんと、6個で送料込み ¥570 でした!

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 今回使用した LCD は、スタンレー電気社の「ドットマトリックス・キャラクタタイプ LCD モジュール」で GMD1620BLY という型番のものです。85.0 × 36.0 × 16.0mm とちょっと大きな感じの製品です。

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写真のように左側に制御用の端子が 16pin あり、右側にはバックライト用の端子が 2pin あります。右側の端子は、データシートには

CON3 の No.1、2の穴に端子を用いて LCD 用 PWB(裏)の穴と LED用 PWB(表)の端子を半田付けすることにより CON1 の No.15,16 から LED を点灯させることが出来ます。また CON2 は、No.1 ~ 14 のみで、No.15,16 の端子(LED 用の端子)はありません。

と説明されていた。

他社の同様の製品の様に、別途バックライト用の制限抵抗を追加したりするのか、とも思いましたが、要するに CON3 の 2pin はスルーホールではなく、スズメッキ線などを両面で半田付けして両面の端子を導通させると、バックライトが点灯しますよ、ということらしい。わかりにくい説明... (-_-;

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 LCD の背面には、はんだ付けしそうな端子がいくつか見受けられたが、基本的には写真右側の 16pin の端子だけ半田付けすればいいみたいです。

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今回は、LCD にある 16pin の端子、ブレッドボード上の半固定抵抗、Arduino UNO を 14本のジャンパー線で接続したら配線完了。

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配線してからプログラムを作成しようとしたので、Arduino IDE に付属していた「LiquidCrystal」→「Blink」のプログラムを配線に合わせて修正(具体的には 46行目)しました。はじめにこのプログラムを見てから配線していたら、何も修正しなくてもよかったのですが...

※容易に抜き差しできるジャンパー線ですが、プログラムを修正する方が簡単なのでプログラムの方を直しました。

const で修飾されている変数は、それぞれ LCD のそれぞれの端子が Arduino の何番の pin に接続されているかを定義しています。その番号を、正しく設定してやるだけで修正は完了です。

  • rs :LCD の 4pin RS
  • en :LCD の 6pin E
  • d4 :LCD の 11pin DB4
  • d5 :LCD の 12pin DB5
  • d6 :LCD の 13pin DB6
  • d7 :LCD の 14pin DB7

プログラム中の LiquidCrystal というのは、Arduino のライブラリとして用意されているもので、接続しているピン番号を指定してやれば、これだけの作業で、無事に GMD1620BLY  が動作することを確認できました。

https://www.arduino.cc/en/Reference/LiquidCrystalConstructor