Windows 11?
Windows 10 が発表されたときに、「最後のバージョンのWindows」という話だったが、どうやら誇張表現(嘘)だったようです。
今回の発表を受けて感じたのは、次のような感じ。
古い環境を捨てて、環境をシンプルに!
Windows 10 のサポート期間に紐づくような半期チャネルと呼ばれるマイナーバージョンとなるようなバージョンアップは、環境によってはトラブルを引き起こす要因となっている。Windows 11 はこのような状況をなくそうとしているのか、対象となる環境をかなり絞ってきている。
他のニュースサイトでは「TPM 2.0」や「セキュアブート」といったキーワードが挙げられていましたが、
を見ていると、Intel の第8世代 Core 以降が対象になっているようです。割と最近のパソコンでなければ、権利的には無償アップグレードができると言っても、実際にはインストールできないケースも散見すると思います。
GIGAスクール構想の端末は?
以下の URL によれば、「Windows 10 Home and Pro」に対するサポートの提供は、2025/10/14 までと記載されている。
学校に導入された Windows による GIGA スクール構想の学習用端末(1人1台端末)の、半期チャネルのバージョンアップもすんなり行えるのだろうか?と不安になるぐらいなのに、Windows 11 へのバージョンアップが行われるのだろうか?
仮に、昨年 2021/12/01 に導入されていた場合、そこから 5年間使うとしたら、2026/12/01 とサポート期間を過ぎてしまう。以下の記事では、以前から Windows 10 のサポート期間は 2025/10/14 と掲載されていたようだが、この辺りはどうするんだろう?
バッテリー運用される GIGA スクール構想の学習用端末が、これまでのパソコンのように 5年間運用できるとは思えないので、考慮しなくてもよいのかもしれませんが、バッテリー交換して 5年間使おうとしているケースもあるようなので、考慮しなければならないでしょう。
BYOD や BYAD で端末を導入している場合には、来年度以降の入学生の端末を Windows 11 にするかどうかも、早期に判断しなければなりません。
Windows はどこへ向かう?
何だか、Windows 8 での失敗をくり返すのではないか、と不安を感じています。
- Androidアプリにも対応
- スタート画面が中央に! デザインを変更
- Teams が OS に組み込まれる
タブレットやタッチ操作への対応なのだと思いますが、Windows を業務で「パソコン」として利用しようとしているユーザーが、そういった方向性を受け入れてくれるでしょうか? Microsoft 側の都合もあるとは思いますが、提供側の都合を優先しすぎていないでしょうか?
MacBook Pro では使えない
以下の URL で、現時点で Windows 11 が動作するかをチェックするツールが紹介されている。
わたしは現状、MacBook Pro (Retina, 13-inch, Late 2013) A1502 に Bootcamp で Windows 10 をインストールして使っていますが、この環境では上記のツールでは「この PC では Windows 11 を実行できません」と表示されました。
どうやら、Windows 11 を使いたければ、新しいパソコンを購入しなければならないようです...
いろいろと書き連ねましたが、7月にはプレビュー版も公開されるようで、少しずつ明らかになっていくのでしょう。いろいろと情報収集しておきべきなんでしょうね。